白墓上塗などの材料
白墓上塗や外壁リフォームの材料として白土もなお使用されるが、平安時代の半ば以降、石灰が漸増し、特に鎌倉期に入るとその使用が著増する。
頼長文倉はいうまでもなく、保元二年の内裏長橋廊についても前に見たが、なお例の定家邸の車宿(牛車の車庫)にも石灰が塗られ、さらに治承三(1179)年六月付『東寺損色検注帳』(宮内庁書陵部蔵、壬生文書、『平安遺文』八・二九六九所収)によれぽ、同寺では大師御所・阿閣梨坊・南北八足門といった主要建築物はもとより、食堂・供所から板葺長屋と呼ばれる雑舎と思われるものにまで、ことごとく石灰が塗られていました。
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